ロリポップ・アンド・バレット

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文学

星新一『ボッコちゃん』レビュー 鏡は理想を”反射”するのか、あるいは”反転する”のか

星新一の代表作『ボッコちゃん』。 ごく短いショートショートという形式を取る文学作品でありながら、特異な世界観・伏線の回収など、小説のエッセンスが込められた一作。 今回は作品のキーパーソン(?)であるボッコちゃんの役割について書いてみました。 …

『異世界誕生2006』感想 「アンチテーゼ」に留まらない"ドラマ"に泣く

数ヶ月前にツイッターで、その惹き込まれるあらすじが話題になっていた『異世界誕生2006』。この正月休みの楽しみにとっておいた作品を読み終えての感想を残しておきたい。 2006年、春。小学六年の嶋田チカは、昨年トラックにはねられて死んだ兄・タカシの分…