シゲの鑑賞日記(仮)

主に趣味(アニメ、仮面ライダー、ポケモンなど)を自由気ままに語りますヾ(๑╹◡╹)ノ" 特に、アニメの感想などをつらつらと書いていくつもりです^ ^

マカロン・とろサーモン・俺ガイルと「個人の感覚」

ブラックコーヒーが好き!と言えば、2chでは大抵「ブラックコーヒー飲める自分カッケー!とか思ってんだろ!w」と返ってくる。そう、これこそが「味覚マウント」だ。ブラックコーヒー以外にもチョコミントも代表的な味覚マウントの材料だ。あんな歯磨き粉の味を楽しめるやつは味覚障害だ!といった具合に、何も悪い事などしていないのに親でも殺されたのかという勢いでビシビシと叩きにくる。

 味覚マウントの異常性は「不味いと思う方が偉い」という風潮がかなりまかり通っていることだろう。普通なら「え?ブラックコーヒーも飲めないの?w」とマウントを取る方が(それもどうかと思うが)自然に思えるのだが、彼らは「ブラックコーヒーを不味いと思うこと」を誇りにしているのだ。わけがわからないよ。

一昔前まではこのようなマウントの対象になるのはせいぜいチョコミント・ブラックコーヒーだけだったように思えたがつい最近、新たな勢力が誕生した。カロンだ。

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つい1ヶ月くらい前だろうか。マカロンという言葉がツイッターのトレンドに上がっていたので調べてみると、まぁ何とも酷い味覚マウントが繰り広げられていたのだ。「マカロン好きの女はマカロン食べてる私可愛い!!とか思ってるに違いない!」とのことだ。マカロン自体私はそんなに嫌いでもなく、むしろ独特のとろけ具合が好みなのだが、ツイッターでこのような無為な論争が繰り広げられていて嘆かわしい思いでいっぱいだ。そもそも人の好みにケチをつける行為自体が失礼だし、自分が嫌いなら嫌いでオシマイ!でいいのに何故それを好きな人を叩く、という思考回路になるのか私には全く理解できない。

 

 しかもやってることは「マカロン好き=ぶりっ子」という極めて短絡的なレッテル張りでしかない。「マカロンおいしい!」と思っただけでこの有様だ。極めつけには「目をつぶってマカロンを食べたら誰でも不味いと思うに違いない!」と言い張る輩が出てくる始末。なんで目つぶって食べる必要があるのか疑問だし、それを言うならタコとか納豆も同じじゃねえかとか思いましたね。食べる際に視覚がどれだけの役割を果たしているのかを分かった上で言っているのだろうか。ぶっちゃけ目隠しすればどんな物でも口に入れた瞬間「なんだこれ?!」ってなるだろう。

 そもそも美味いかどうかは完全に「個人の感覚」でしかなく、その人にとって「不味い」と感じたものをどれだけ「如何に不味いか」を語ったところで、それが好きな人が急に「不味い派」に変わることはまぁありませんよね。別にマカロン嫌い派の人を「マカロンの美味しさが分からないなんて可哀想に!」とか言いたいわけじゃないし、美味しい派の意見を不味い派に強要するつもりもない。ただ、味覚というまさに「個人の感覚」の最たる尺度で相手を叩くのってあまりにも不毛じゃないっすか?って話。

 

この前のM1グランプリとろサーモンというコンビが優勝されたみたいですね。基本的に私はお笑いに疎いので、最低限の話題にはついていきたいと思って優勝ネタを見てみたのだが...。正直な感想を言うとあまり私のツボにはハマらなかったのだ。

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けど仮にもお笑いの頂点を決めるM1で優勝しているのだから、全国民の総意の平均を取れば「面白い」芸人(またはネタ)なのだろうなと。審査員も上沼恵美子などのお笑い界の大御所が抜擢されていたし、お笑いのレジェンド視点から見ても「面白い」ということになるのだろう。けれども、どれだけ国民の総意が「面白い」であったとしても、どれだけお笑いの大御所が絶賛しても、私の中のとろサーモンに対する「モヤモヤ感」が消えることはないのだ。

確かに「下積み時代から返り咲いた感動」とか、「覇気のなさが生むシュールギャグ」というとろサーモン特有の属性みたいなものが評価されているのは分かる。しかしどうしても敗者復活から劇的な優勝を果たしたサンドウィッチマンや、小学生の頃にDVDを擦り切れるほど見たノンスタイル、勢いのあるボケとキレッキレのツッコミが相乗効果を生んだパンクブーブーなどと比較してしまい、どこか物足りなさを感じてしまう。

 

あずまんが大王』は私の好きなギャグアニメだが、『日常』が好きな人から見ればゆるゆるすぎてつまらないとか、そういう類の感覚だろうか。

また、もう一つアニメで例えるなら『俺ガイル』を挙げておきたい。ぼっちの主人公がウェイ系にはできない、ぼっちならではの発想で問題を解決する一風変わったラノベだ。主人公の比企谷八幡に感情移入するものも多く、細かい心理描写が特に大きく評価されている。試しに私も見てみたのだが、どうしても八幡の性格が好きになれなかった。加えてヒロインの雪乃の性格も非常にドギツくて、自分の腹ではどうも消化しきれずに胃もたれを起こした。

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やや話が逸れたが、私が言いたいのはどれだけ理屈を並べても、どれだけ数値データを引っ張ってきても(M1なら票数、アニメの場合は売上)最終的な良し悪しの判断は完全に「その人の感覚」に委ねられていますよって話。その感覚を否定する行為にはあまり意味がないなと。すっごく当たり前のことだけど、「良いかどうかは人それぞれ」に尽きる。うまみ成分たっぷりの香味ペーストをどれだけ大量にかけ、どれだけ成分を力説しても、最終的なジャッジを下すのはその人の舌だ。