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シゲの鑑賞日記(仮)

主に趣味(アニメ、仮面ライダー、ポケモンなど)を自由気ままに語りますヾ(๑╹◡╹)ノ" 特に、アニメの感想などをつらつらと書いていくつもりです^ ^

「おもしろ経済数学」というタイトル詐欺について

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こんにちは、シゲです!

今回レビューするのは前回の『武隈ミクロ』と打って変わって初学者向けの参考書「おもしろ経済数学(ミネルヴァ書房)」をレビューします!

 

前回の『武隈ミクロ』では「書いてある内容はおそらく網羅的であり、ある程度ミクロ経済の基礎が出来ている人にとってはバランスの良い参考書であったが、反面自分のレベルがそこまでに到達していなければ読破することすら困難」という結論に至った。

 

そして今回の『おもしろ経済数学』はタイトルから察する通り初学者向けの参考書である。本の帯には『「数学が苦手だから文系にきたのに、どうしてこんなハメに…」と経済数学にお嘆きのアナタを救う、よく分かるテキスト』とまさに数学が苦手だから文系に来た私のニーズに応えてくれそうなキャッチコピーが書かれていた!

 

それでは内容の方を見てみよう。おもしろ経済数学というタイトルだが中身はほぼミクロ経済。なのでミクロ経済の初学者ならこの本はオススメと言えるかもしれない。流石初学者向けの本と言うべきか。

文章自体は平易で難なく理解する事ができる。経済に全く触れたことのない人でもある程度想像できるような具体例を使って説明がなされている点は評価できる。

 

しかし、肝心の数学についての説明は「マジか」と思わず声を出してしまうくらい適当。章ごとのちょっとしたコラム程度の量しか説明がなされていなかった。文系の数学の出来なさを考慮すれば、もっと計算の手順を詳しく記述すべきであった。

 

微分積分、行列などの理論自体は比較的簡単に説明のしているのだが、それとは不釣り合いな難易度の練習問題だったため解くのが困難。最初の一問を解くのが関の山で、応用問題が全く解けなかった。

しかも解答は答えだけ羅列しているものが目立ち、「本当に数学が苦手な人に配慮してるのか」と思えるほど手抜き感が拭い切れないという、まさかの事態に陥ったのだ。

 

この手の初学者向けの本にありがちな、「理論だけ懇切丁寧に解説し、肝心の『問題の解き方』の説明が雑」という落とし穴に見事にはまってしまった感じが否めなかった。

 

総じて、「読み物」として読むならまあまあの分かりやすさと面白さではあるが、「参考書」として読んだ場合、非常に物足りなさを感じる本であった。おそらくこの本だけでは学部レベルのミクロ経済も、経済数学も合格点を取ることは難しいだろう。

俺が求めてるのはそういうんじゃないんだよ!!と言いたくなるw

 

それでも本自体は薄くて読破はそれほど困難ではないので、これからミクロ経済の勉強をしよう!という人が予習でサラッと読むのにはまぁまぁ適しているのかな、という印象です。